弊社では、このほど離散系シミュレーションソフトウェアとして世界で普及している”Simio”について、米国Simio社と日本国内での販売代理店契約を締結しました。離散系シミュレーションソフトウェアは、生産活動や社会活動のあらゆる場面でヒトとモノの動きを忠実に再現できるツールで、特に工場の設備設計および設備運用、物流システム、公的サービスなどの分野で不可欠なツールとして普及が進んでいます。”Simio”は、あらゆるシステムが巨大化・複雑化する今日の社会において、ミクロな生産行動やサービス行動のレベルから、工場全体・施設全体、さらには広域の物流・サプライチェーンに至るまでモデル化することが可能であり、検討対象システムのどのようなニーズにも的確に応えることのできる柔軟性と機能性を備えたツールです。また、”Simio”のもうひとつの特徴は、シミュレーションモデルをベースとするスケジューリングの機能を備えている点です。従来のスケジューラーが苦手とする事象の変動要因を考慮したリスクベースのスケジューリング(Risk-based Planning and Scheduling = RPS)が可能です。”Simio”の詳細については、順次弊社ホームページにおいて紹介していく予定ですが、とりあえず”Simio”について知りたい方は、米国Simio社のホームページ(https://www.simio.com)を参照下さい。

注記:先日の第一報では、”Simio”をイベント駆動型シミュレーションソフトエアとして紹介しましたが、英語の「Discrete Event Simulation」の日本語訳としては、「イベント駆動型シミュレーション」よりも「離散系シミュレーション」とした方がより一般的と思われますので、今後は「離散系シミュレーションソフトウェア」として紹介していこうと考えています。