“Simio”を使った演習を通して”離散系シミュレーション”の学習を行うための教科書として、「Simioとシミュレーション モデリング・解析・応用(第4版)」が2017年12月に刊行されています。このテキストの原著者はシミュレーション分野の世界的な権威であるJeffrey S. Smith, David T. Sturrock, W. David Keltonの三氏で、原著の英語版「Simio and Simulation : Modeling, Analysis, Applications (4th Edition)」の日本語訳が、日本においてこの分野をリードする中央大学の高桑宗右ヱ門先生の監修により作成されました。このテキストは、おもには大学の学部および大学院初年度の学生を対象に作成されたものですが、実際のビジネスにおいて”離散系シミュレーション”の技術を活用したいと考えているエンジニアやアナリストにとっても、独習用の教材として極めて有用なテキストです。確率・統計に関する基礎的な知識があれば、誰でも読みこなすことができる内容であると思いますので、”離散系シミュレーション”の入門書として、理系、文系を問わず多くの人に読んでもらいたい一冊です。