プラント制御システム関連サービス
プラント制御システム
プラントの制御システムは、1980年代に広く普及した分散型制御システム(DCS=Distributed Control System)を中心に構成されるのが一般的ですが、プラントの安全性を担保するための安全計装システム(SIS=Safety Instrumented System)や、機器の状態監視のためのシステム(MMS=Machine Monitoring System)、火災やガス漏洩をいち早く検知するためのシステム(FGS=Fire & Gas System)なども、プラントの制御システムの重要な構成要素として普及して来ました。また、これらの基本制御システムに加えて、プラントの生産性や信頼性の向上を目指して、高度制御システム(APC=Advanced Process Control)やオンライン最適化システム(RTO=Real Time Optimizer)、プラントの起動・停止の自動化システム、フィールド計器の状態監視システム(IAMS=Instrument Asset Management System)などの上位の制御・監視システムを導入するケースも増大しています。その結果、プラント制御システムの担う機能は年々高度化し、より少ない人数で、より安全かつ高度な運転ができるようになっています。しかし一方では、肥大化したシステムの維持・管理・更新コストの増大、健全性の担保への懸念、自動化による現場力の低下など、システムの高度化に伴う問題が顕在化して来ているのも事実です。また制御システムのハードウェアの更新を機に大幅な機能アップを図りたいが、それを実行できる人材が不足しているという悩みもよく聞かれます。
弊社では、主にこれらの制御・監視システムを対象として、システムの新規導入や更新に当たって上記のようなシステムの課題に取り組もうとされるプラントオーナーに対し、現状分析、導入プランの作成、要求仕様や基本設計仕様の作成、導入プロジェクトの支援などのサービスを提供し、プラントオーナーが将来に渡って安心して使用できる制御システムを実現したいと考えています。